アストラルプリズム

PC、スマホ、ゲームなどの備忘録と日記

外部で選択したテキストを一発でGIMPの縦書きテキストレイヤーとして追加する方法

外部テキストをGIMPに縦書きテキストとして追加する作業を繰り返し行うのが苦痛すぎて楽になる手順を考えてみた。

概要

GIMP外でクリップボードに保存したものがプラグインとしてはGIMP内に読み込めないので(手作業では読み込めるんだけどなァ・・・)自作プラグインとマクロソフトを組み合わせて作業する。

手順1

以下をあらかじめインストールしておく

  • HiMacroEx 自分的にお気に入りのマクロソフト
  • UWSC マクロソフト(HiMacroExではGIMPのウィンドウを感知してくれなかったのでUWCSでその部分を行うことにした)
  • 自作GIMPプラグインadd tategaki text one GIMPで入力ウィンドウから縦書きテキストを入力するプラグイン

add tategaki text oneのインストール方法
GIMPでダイアログから縦書きテキストレイヤーを追加するプラグイン - アストラルプリズム

手順2

GIMP側でadd tategaki text oneにショートカットキーを割り付ける
1.メニューの編集→キーボードショートカット
2.検索窓にtategakiと入力してadd tategaki text oneを選択
3.新しいアクセラレーターをクリックしてショートカットキーを入力(CTRL+kにしたという前提で話を進める)
4.保存をクリックして閉じる

手順3

UWSC側の設定
1.UWSCの入ったのフォルダーを管理しやすいようにHiMacroEXのフォルダーに入れておく
2.以下のマクロをテキストファイルにコピペしてファイル名を「GIMPのテキスト追加ウィンドウをアクティブにする」、拡張子を.UWSにしてさっきのUWSCのフォルダーに保存する
KBD(VK_CTRL,DOWN)
KBD(VK_K,CLICK)
KBD(VK_CTRL,UP)
の部分が手順2で設定したショートカットなので変更したければそこを随時書き換え。

ACW(GETID("GIMP","gdkWindowToplevel",-1))

KBD(VK_CTRL,DOWN)
KBD(VK_K,CLICK)
KBD(VK_CTRL,UP)

ACW(GETID("python-fu-add_tategaki_text_one","gdkWindowToplevel",-1))

KBD(VK_CTRL,DOWN)
KBD(VK_A,CLICK)
KBD(VK_CTRL,UP)

KBD(VK_CTRL,DOWN)
KBD(VK_V,CLICK)
KBD(VK_CTRL,UP)

KBD(VK_ALT,DOWN)
KBD(VK_O,CLICK)
KBD(VK_ALT,UP)

3.UWSC→設定(カナヅチの絵のボタン)→ランチメニュー→ランチメニューの設定
スクリプト登録画面でウィンドウ下のhotkeyがCTRL+wであることを確認し好きなスロットを選ぶ
(ここでは二行めの「1.」のスロットを選んだ前提で話を進める)

4.スクリプト設定画面が表示されたらスクリプトファイルをクリックし2で作ったマクロファイルを登録する。
f:id:katsumi3:20220402144007p:plain

手順4

HiMacroEX側の設定
1.以下をテキストファイルにコピペして「GIMPにテキスト追加」という名前にしてHiMacroEXのMacroフォルダーに保存する。

Ctrl Down
C
Ctrl Up
Ctrl Down
W
Ctrl Up
Numpad1

使い方

1.あらかじめUWSCとHiMacroEXを起動してテキストを追加したいGIMPファイルを開いておく。
2.HiMacroEXで「GIMPにテキスト追加」を選択しておく。
3.追加したい外部テキストを選択(マウスをドラッグしなくてもクリック三回で文章の一塊が選択できる場合がある)、
4.HiMacroEXの「再生」をボタンをクリックするとGIMP側にさっきと同じ文章のテキストレイヤーができる。
追記:
HiMacroEXの設定→全般でHiMacroEXのテキストボックスを表示させなくできる
同じく設定で常に手前に表示も設定できる。