アストラルプリズム

PC、スマホ、ゲームなどの備忘録と日記

GIMPに縦書きテキストを4つ追加するプラグイン

漫画のフキダシの文字を楽に入れたいのでGIMPに縦書きテキストを4つ追加するプラグインを作った。
単純に四つだけ追加する。

メニューのレイヤーからadd tategaki text 4をクリックで動作する。
一番下のレイヤーサイズにテキストの位置は依存する。
以下をコピペしてファイル名前をadd_tategaki_text_4.pyにしてutf-8で保存後、GIMPプラグインフォルダーに入れれば使える。
プラグインフォルダーはGIMPを起動し「編集」→「設定」→「フォルダー」→「プラグイン」で確認の事。
フォントはMSゴシックを指定してあるが変えたい人は以下のフォント指定の場所を書き換える事。
フォント名はGIMPでテキストボックスを選択してツールオプションの好みのフォントを設定する時の名前をコピペすればよい。

#!/usr/bin/python
# -*- coding: utf-8 -*-
from gimpfu import *

def  tategaki_text_4():
	#一番下のレイヤーの情報取得
	image = gimp.image_list()[0]
	new_left_up_x = [image.width / 8 , image.width / 8 , 5 * image.width / 8 , 5 * image.width / 8]
	new_left_up_y =  [image.height /  8 , 5 * image.height / 8 , image.height / 8 , 5 * image.height / 8]
	#フォント指定
	font = "MS Gothic"
	#源暎アンチックを使いたい人はフォントをインストール後以下の行の#を消す
	#font = "GenEi Antique Pv5 Medium"
	for i in range(4):
		#テキストレイヤーを追加する
		text = unicode("■テキストレイヤー" , "utf-8")
 		text_layer = pdb.gimp_text_layer_new(image, text, font, 32, 0)
		#
		#テキストレイヤーの位置指定
		text_layer.set_offsets(new_left_up_x[i], new_left_up_y[i])
		#
		#新規作成したテキストレイヤーを有効にする
		image.add_layer(text_layer)
		#
		#テキストレイヤーを縦書きにする
		pdb.gimp_text_layer_set_base_direction(text_layer,2)
		#
		#テキストレイヤーのサイズを変更する
		text_layer_height = image.height / 4
		text_layer_width = image.width / 6
		pdb.gimp_text_layer_resize(text_layer, text_layer_width, text_layer_height)
		#
 
register(
	"add_tategaki_text_4",
	"add tategaki text 4",
	"add tategaki text 4",
	"katsumi",
	"katsumi",
 	"2022",
	"add tategaki text 4",
	"",
	[],
	[],
	tategaki_text_4,
	menu = "<Image>/Layer" )

main()

画像を正しい順でまとめてPDF化する方法

windows10で画像をまとめてPDF化すると画像のページ順がおかしくなってしまう。
ほんのちょっとした手順で正しい順になるので丁寧にメモしておきたい。
ただしこの方法だと画像の縦横が統一されてしまう。
追記:実際のところCubePDF pageという無料のソフトなら連番かつ縦横もきちんとやってくれるのでそっち使った方がいい。

手順1

PDF化したいページ順にファイル名を連番にする。
Flexible Renamer等で名前をまとめて変換できる
forest.watch.impress.co.jp

f:id:katsumi3:20220326105803p:plain
画像ではすでに連番になったファイルを表示している

手順2

PDF化したい画像の入ったフォルダーの「名前」のところをクリックして画像が連番で並ぶようにする。

f:id:katsumi3:20220326110021p:plain
名前を連番で表示させる

手順3

PDF化したい画像を選択しウィンドウの上部の「共有」タブの「印刷」をクリック。
注意:右クリックから印刷をクリックした場合はページの順番がおかしくなる。
(逆に言えばファイル名を連番にしていなくとも、更新日時の順に並び替えれば、その順でPDF化できる)

f:id:katsumi3:20220326111010p:plain
共有タブから印刷

手順3

画像の印刷ウィンドウが出るので「プリンター」を「Microsoft Print to PDF」にして「写真をフレームに合わせる」のチェックを外す。
画像の縦横の向きを変えるには右下の「オプション」→「プリンターのプロパティ」→「印刷の向き」で変更できる。
画像の印刷ウィンドウで「印刷」をクリックするとどこに保存するか聞いてくるのでPDF化したファイルの置き場所と名前を指定して「保存」をクリックするとPDF化が始まる。
注意:基本的に品質は600×600しか選べないので他の品質でPDF化したければCubePDFなどを使用する事。
ところで東京魔人學園っていいですよね(ステマ

f:id:katsumi3:20220326112259p:plain
画像の印刷ウィンドウ

問題点

一部の画像だけ横にするとかはできない。画像の向きは一括して適用されてしまう。
修正するにはCubePDF-utilityを使用。
無償版はインストールの際に同梱された広告ソフトもインストールを促すメッセージが出るので、表示されるウィンドウをよく見てインストールする事。
www.cube-soft.jp

CubePDF-utilityの使い方
特に難しいことはない。PDFファイルを開いて回転させたいページをクリックして選択したら「右90°」か「左90°」して保存するだけ。
同梱で広告ソフトがついてるって言っても、こんな良いソフト無償でいいのか!?

f:id:katsumi3:20220326132753p:plain
ページを確認しながら回転できる。

GIMP pythonコンソールで縦書きのテキストレイヤーを追加するスクリプト

大量の画像ファイルにテキストレイヤーを追加してGIMP形式で保存したい。
その準備でpython-fuの機能をいくつか調べた。
正直初めてシェーム?いじったときよりかなり日本語情報あって助かった。

GIMP pythonコンソールで縦書きのテキストレイヤーを追加するスクリプト
#######################################
#一番下のレイヤーの情報取得
image = gimp.image_list()[0]

#テキストレイヤーを追加する
text = unicode("テキストレイヤー", "utf-8")
text_layer = pdb.gimp_text_layer_new(image, text, "MS Gothic", 32, 0)

#テキストレイヤーの位置指定
new_left_up_x = image.height / 4
new_left_up_y = image.width / 4
text_layer.set_offsets(new_left_up_x, new_left_up_y)

#新規作成したテキストレイヤーを有効にする
image.add_layer(text_layer)

#テキストレイヤーを縦書きにする
pdb.gimp_text_layer_set_base_direction(text_layer,2)

#テキストレイヤーのサイズを変更する
text_layer_height = image.height / 4
text_layer_width = image.width / 6
pdb.gimp_text_layer_resize(text_layer, text_layer_width, text_layer_height)

#GIMP形式で保存
save_path = "C:\\Users\\user\\Desktop\\test.xcf"
pdb.gimp_file_save(image,text_layer,save_path,save_path)
#######################################

参考サイト

5分で始めるGIMP Python-Fu
qiita.com

NonTitle GIMP-Python-コンソール
sites.google.com

タダで使える漫画翻訳システムをつくったよ
qiita.com

漫画、同人誌用フリーフォント比較

漫画フキダシ用のフォントでひらがなとカタカナが太めのモノを探していくつかダウンロードし比較してみた。

新コミック体→ひらがなカタカナが細め。
源暎アンチック→新コミックよりひらがなカタカナ少し太め。
やさしさアンチック→文字の細い部分と太い部分の差が少ない
源暎Nuゴシック→太い!
源暎ゴシックN H-KL(GenEi Gothic N Ultra-Bold使用)→さらに太い!
f:id:katsumi3:20220325215044p:plain


よく使いたい記号の出し方
「!!」→「!」を変換すると出る
「!?」→「びっくり」や「はてな」で変換すると出る
「?!」や「??」→「はてな」で変換すると出る

・配布サイト
新コミックフォント
www.font910.jp

源暎フォント
源暎アンチックと源暎Nuゴシックに濁点付きのあいうえおがある。すごい。
配布元の説明ではひらがな入力で濁点を使えば出るとあるがGIMPの縦書きでは出なかった。
IMEパッド→文字一覧、フォント指定→文字カテゴリからunicode基本多言語面)カテゴリの中の下の方にある私的領域をクリックし好きな文字を選ぶ。
斜めの「!?」なども私用領域にある。
「!?」などは一般句読点のカテゴリにある(「びっくり」や「はてな」で変換可能)。

源暎ゴシックN H-KLには一般句読点カテゴリのみ
斜めの「!?」などは「りさいくる」を入力して変換すると出る
okoneya.jp

やさしさアンチック
ふぉんとうは怖い明朝とか幻ノにじみ明朝体とかカッコよく使ってみたい。
www.fontna.com

GIMPで文字の縁取りをマクロで簡単に繰り返す方法

GIMP(2.10)で文字の縁取り作業が毎回面倒なので自動化したい。
python-fuでスクリプト作れば良いのでは思ったけど面倒だった。
そこで簡単にマクロ記録ソフトでキー入力を記録させて自動化させてみようと思う。

f:id:katsumi3:20220325164554p:plain
地味に面倒なのだ

縁取り作業のキー入力手順
=======================
縁取りしたい色を描画色に設定しておく
テキストレイヤーを選択
Shift+Ctrl+A(選択を解除)
Alt+L(レイヤー)
A(透明部分)
P(不透明部分を選択範囲に)
Alt+S(選択)
G(選択範囲の拡大)
2(適当な数値、選択範囲の拡大量)
Alt+O(OK)
Enter
Shift+Ctrl+N(新しいレイヤーの追加)
Alt+O(OK)
Enter
Alt+L(レイヤー)
K(重なり)
L(レイヤーを背面へ)
Ctrl+,(カンマ)(描画色で塗りつぶし)
=========================

縁取りの色とテキストレイヤーの選択はもちろん手動で、それ以外を自動化。
配布が目的なら作ったマクロをexe化してくれるものもあるのでそういうのもアリかなと思う。
今回は面倒なことを避けたいだけなので適当なキーマクロソフトを使いたい。
キーマクロソフトは少し古いがHiMacroExがお気に入りだ。
ソフト上でマクロを編集できるので使いやすい。
↓ダウンロード場所
www.vector.co.jp

zipファイルをダウンロードして適当な場所に解凍。
ReadMeにある通りVB6ランタイムが必要なので書いてあるアドレス(以下)からダウンロード&インストールする
www.forest.impress.co.jp

HiMacroExを起動して設定から「常に手前に表示」にしておくと便利。
あと今回はマウスの動きは関係ないので「マウスクリック記録」「マウス移動記録」のチェックを外す。

f:id:katsumi3:20220325153211p:plain
HiMacroEx

記録ボタンを押してキーを入力していく。
注意しなければならないのはAlt+キーで出るメニュー表示や新しいレイヤーを作る際のウィンドウ表示が若干時間がかかるので待機時間を入れておくこと。

というわけで出来たGimp縁取り用HiMacroExのマクロ。
保存をクリックするとテキストファイルとして保存してくれる。
大きな画像を編集する場合や動きがおかしい場合は待機時間を増やしてみると良い。

以下HiMacroExかテキストファイルにコピペしてどうぞ。
LShift Down
LCtrl Down
N
LCtrl Up
LShift Up
1000
LAlt Down
O
LAlt Up
Enter
1000
LAlt Down
L
LAlt Up
500
K
500
L
500
LCtrl Down
,
LCtrl Up

photoshopやGIMPで塗りつぶし用のパターン画像が欲しいが利用規約を読むのが死ぬほど面倒な場合に行くサイト

配布してくれる方々には悪いのだけれど利用規約を読むのもひたすら面倒なときもある。
商業利用ダメ?自サイトで改造して配布ダメ?何が良いの悪いのわからんよ!!
そんな時はCC0の配布サイトへGO!だ!

polyhaven.com
polyhaven.com

サイトに行ったらtexture→好みのテクスチャを選んでダウンロード
ダウンロードしたZIPを解凍
解凍したら拡張子が○○○.Blenderという名前のファイルが現れる。
その中のtexturesのフォルダーの中にあるファイル名にdiffがついてるものをphotoshopGIMPで開いてパターン画像にすればよい
ただし画像が4000×4000ピクセル位でかいので適当に1024×1024とか512×512とか好みのサイズに縮小してからパターン化して保存するが吉である・・・。

f:id:katsumi3:20220209001452p:plain
diffを選べば幸せになれる



GIMPでパターン画像にする方法
 一時的にだけ使う場合:パターンでClipboard Image選択→画像全体を選択コピー→塗りつぶし
 保存したい場合:画像を開いたら画像サイズを小さくするなり調節→名前を付けてエクスポート→拡張子を.patでパターンファイルの場所に保存
 .patファイルの場所の確認方法:編集→設定→フォルダー横のプラスボタン→パターン



ambientcg.com
ambientcg.com

サイトに行ったらMaterials→好みのテクスチャを選んでjpegPNGか好きな方をダウンロード
(このとき1kとか選べば1024×1024ピクセルの小さめサイズになるので好みのサイズを選ぶ)
ダウンロードしたZIPを解凍
解凍したファイルの中のファイル名にcollorがついてるものをphotoshopGIMPで開いてパターン画像にすればよい

f:id:katsumi3:20220209003110p:plain
collorを選べば…