街覇VS拳皇 序章(2000年)
- ネタバレなしざっくり紹介
リアル調の絵柄でかなり書き込みもしっかりしててフルカラーとかどうなってるんだ、スンゴイ。
話の位置づけとしては、SNKのストーリーの監修を避けるためバトルメインで作ったゼロ話という感じ(あとがきにそう書いてある)。
フルカラーでリュウとケン、京と庵が出てくる。
庵は日本のツンデレ仕様ではなくて鬼畜仕様。
まぁ、正直どこから突っ込めばいいのかわからないけど、圧倒的な画力と書き込みでそんな気分を押し流してくる強さがある。
が、まあ前述のとおりストーリーはないのでトレーラー版みたいな位置づけ。次の1話とは全く関係ないストーリーになってるかと思われる。
ざっと見、ナレーションが多く文章の原作担当がいてそれを漫画化するために作った漫画に見える。香港の漫画が武侠小説(日本でいう時代劇もの)を漫画化することで進化したからかもれない。
ナレーションと絵が並んでいる所は講談のような雰囲気がある。
今どきはスマホをかざせば日本語に翻訳してくれるが旧漢字が読めればだいたい意味が分かるのはありがたいと思う。
- ネタバレあり感想。
本当にどこから突っ込んでいいのかわからんけど、リュウとケン、京、庵、全員飛んでる、舞空術かな。
リュウとケンがバトルをするために着水(?)するんだけど、海が割れるんだわ。モーゼの十戒みたいな壮大さ。
しかも魚がピチピチしてたりして描写も丁寧なのでもうギャグとして済ませれない位壮大。
普通に庵が悪役仕様。
今どきのツンデレ庵じゃない。言葉遣いめっちゃ悪い。クソクソ言ってる(日本語ではクソとしか訳せないが中国語の罵倒のバリエーションは多い)。
なぜかリュウ&ケンvs京&庵になるんだけど庵の心のセリフがくっそ面白い。
庵「リュウ&ケンとバトルになりそうだけど、俺一人じゃ勝てんそう、でも京に協力しろって言うのプライドが許さへんわ………せや!!俺が京に協力したったてことにすればええんや!」どや顔
おもしろすぎる。
この先はストリートファイターの世界に行ったKOFメンバー達が色々バトルするっぽいが本当に庵は残虐超人なのでツンデレ庵が好きな人は解釈違いが発生しそうなきはする。